リレンザで咳が止まらなかったり熱が下がらない場合

病院でインフルエンザと診断された場合にリレンザを処方する医師は数多くいます。多くのインフルエンザの患者は、このリレンザを使用することでインフルエンザウイルスの感染が広がるのを防ぐことができ、これに伴って出る高熱や咳、頭痛、腹痛などの症状も、ウイルスの活動がおさまるにしたがって徐々に緩和されていきます。
リレンザは抗インフルエンザ薬の中では即効性の高い医薬品ですが、中にはこの医薬品を使用しても咳が止まらなかったり、熱が下がらない場合があります。これにはいくつかの可能性が考えられます。
まず、リレンザの効果が十分に得られていない可能性が考えられます。リレンザは薬剤を吸引する形で体内に投与する珍しいタイプの医薬品で、添付文書に書かれている方法を守って使用しなければ、十分な薬効を得ることができません。使用を始めてから2~3日経っても、咳が止まらなかったり、熱が下がらない場合は、吸引が不十分だったり、使用方法が間違っている可能性があるので、一度使い方を見直してみましょう。
また、リレンザは使用を開始したら、必ず薬剤は全部体内に投与しきらなければなりません。熱が下がったり、咳がとまったからといって、使用をやめてしまうと、再びインフルエンザウイルスの活動が活発になることがあるので注意が必要です。
正しく使用をしていても咳が止まらず、熱も下がらない場合は、リレンザの使用開始のタイミングが遅れた可能性があります。リレンザによるインフルエンザウイルスの活動抑制効果を十分に引き出すには、発症してから48時間以内に投与を開始しなければなりません。これ以降に投与を開始した場合の有効性は確立しておらず、患者によっては全く効果が出ないおそれがあります。突然体温が上昇したり、咳や喉の痛みが生じた場合は、すみやかに病院に行って医師の診察を受けましょう。