ノイラミニダーゼ阻害薬リレンザとカロナールとの併用

リレンザはタミフル、イナビル、ラピアクタと同様に日本で厚生労働省の承認を受けて販売されている抗インフルエンザ薬です。リレンザ、タミフル、イナビル、ラピアクタはいずれもノイラミニダーゼ阻害薬です。インフルエンザウイルスは赤血球凝集素(ヘマグルチニン、HA)とノイラミニダーゼの組み合わせによってウイルス型が決定されますが、これらの抗インフルエンザ薬はこのノイラミニダーゼを阻害するのです。それによってインフルエンザウイルスは脱核という宿主細胞から外に飛び出すのを阻害します。これによってウイルスは他の細胞へと拡散できなくなり感染の拡大を防ぐことができます。こうして抗インフルエンザ効果を示すのです。
リレンザの特徴としては吸入タイプの薬であるということです。イナビルも吸入タイプの薬ですが、これは1回の使用で済みます。一方、リレンザは1日2回、5日間使用を続ける薬です。これは手間の面から考えれば面倒だという欠点があります。しかし貯留性が少ないというメリットもあり、薬の副作用が軽減できます。
リレンザとカロナールの併用に関してですが、カロナールはインフルエンザの際でも使用が可能な解熱鎮痛剤です。よってインフルエンザの際の発熱や痛みに使用することができます。リレンザとの併用も問題ないのでカロナールを併用しても構いません。しかし解熱鎮痛剤の中でインフルエンザの時には使用してはいけない薬もあります。アスピリンの使用によってライ症候群が起こりやすくなります。またNSAIDsの使用によってインフルエンザ脳症の重症化のリスクが高くなります。
このように一般的によく使用されている解熱鎮痛剤をインフルエンザの際に使用すると悪影響が出ることがあるので、基本的には安全性の確立しているカロナールを使用します。